気分と伝え方と感情。2017/08/02 00:50



午後3時半。いつものスーパーのサービスカウンター。白桃を送ろうとしたら、「今日の受付は終わりました」と書かれた看板。その横に積み上げられた白桃の箱と、忙しそうに作業するお姉さん。
 
「もう今日は受付終わりですか?」「そうです3時締切です」あーそうなんですかーと言って店を出た。
困った。予定だと今日送って翌8月1日に届く予定だったんだけどなあ。近くに心当たりの店が思い浮かばない。
 
ふと(なんでさっきそのまま出てきちゃったんだろう)と思った。
クレーマーと思われたくない?たしかにそれはある。だけどもう少し事情を話しても良かったのではないかしら?
 
再びさっきのスーパーに向かった。作業する女性の手を止めては悪いので別の方に聞いてみた。
 
「あの、今日の受付はもうおしまいですか?僕、伝票を家で書いてくるからと言ってこの伝票をもらったんですが、そのとき4時までって聞いたんです。だから4時に間に合うように来たんですけど、受け付けてもらえませんか?」
 
いままでの自分に無い行動。冷静に冷静に、相手を非難するように聞こえないように、お願い口調で言ってみた。
 
けれど無理だった。
 
箱に入った白桃は出荷されたままの状態。店頭で一つ一つ傷みがないか確認して、一玉ごとネットに入れて、すきまに詰め物をして...およそ15分から20分くらいかかる。
 
まだこんなに作業残ってるし、今からだと作業途中で宅配便が取りに来てしまうかもしれない...という説明に(でも間に合うかもしれないですよね)チラリ浮かんだが、それは言わず。
「ですよねえ。そこがこのお店の良いところですよね」と同意。
 
「じゃあまた明日来ますわ」「どうもすみませんねえ」
このスーパーは安くて新鮮で親切だから、ケンカして通いにくくなっても困るし。
 
どんなに自信があっても「僕の聞き違いだったかも」って言えば、向こうだって「誰かが間違って言ったかも」って展開になる。それを「たしかにアンタとこ4時って言ったよ!そう言ったから来たのに!」って強引に押せば、ひょっとして1件くらいなんとかなったかもしれない。でも後味が悪いよね。
まあ「自分は正しい!」って思ってる人は、その程度は平気なのかもしれないけどね。...押しが弱い言い訳してるかな。
 
前もって余裕を持って用意しなかった自分も悪い。誕生日祝いには1日ずれちゃったけど、しかたないさ。
 
さくっと切り替えて、すっきりさっぱり。
 
 
翌日。

心の中で(今日は間にあった〜)ニコニコして売場に行くと、昨日は無かった立派な白桃が入荷。おお、こりゃラッキー♪受付もていねいでゆっくり。

さらに帰りがけ、御家庭用の立派な白桃もお安くゲット。
なんてステキな日かしらん♪
 

複数の軸で見ると、世の中たいていのことは、うまく行くようにできてるねえ。