日々の表現スタンス2017/07/26 21:11


 
 
「そんなにイライラしたり腹が立ったりしてませんけどねぇ...」言いながら政治や社会の事件や問題を取り上げる。
「みなさんどう思いますか!」と言ってるみたいに。
 
自分に好きなことと嫌いなことがあったとして。
ひょっとして嫌いなことだけSNSに出してない?
相手はあなたの嫌なこと「だけ」聞かされることになるよね。
 
街宣車。選挙カー。相手が聞く準備ができていないところに大音量で自分の都合で割り込んでくる。どんなに正論でも「ああもう!うるさいなあ!」で終わってしまう。
 
たとえばfacebookなら。まず「自分のみ公開」にして書く。下書きモードみたいなもので、書いたものを自分で眺める。
不思議なもので、フォーマットで見て気付くことも多い。しばらく眺めて「これなら聞いて(読んで)もらえそうかな」と思ったら公開する。
 
相手の都合も気にせず吐き出すだけの人は、相手の気持ちを考えていない。吐き出した人だけスッキリする構図。だけど効果が上がらないから、吐き出してもスッキリしない。そこでボリュームを上げる。ますます人が離れる。「正しいことをしてるので自分のほうが正しい」と思い始める...。
 
好きなことや良かったこと、そんな話も聞きたいなあ。「友達」なんだもの。見守ったり手を差し出したりするよ。
でも「そうしないから友達じゃない!」は、ちょっと違うかな。
 
相手には相手の考えや価値観がある。百人いれば百人それぞれ。その人たちに聞いてもらうために必要なのは、大音量のスピーカーじゃない。ひとりよがりで一人相撲してもしかたない。
 
人があなたの話を聞くかどうか。それは「話の内容」その前にあなたの表情、話し方。姿勢。
 
嫌なことと同じくらい、良かったことや好きなこと思い出せるかな。ちょっと聞かせてよ。それが嫌なら書いてみて。「自分のみ公開」でいいからさ。
 
人は人と関わる限り、表現から逃れられない。

もしも伝わらなかったり誤解されたら、誰のせい?
相手の受け取り具合が変わるまで、自分のスタンスは変えない?
 
生きかたは人それぞれ。
表現も人それぞれ。