初めての人に。 ― 2017/07/10 11:22
初めての人に。
初めての人に「鍼(はり)」は怖くないよ痛くないよって。
初めての人に「釣り」は難しくないよ楽しいよって。
初めての人に「薔薇」は綺麗だよ1本でもいいんだよって。
初めての人に「観劇」は楽しいよ1人でも普通に平気だよって。
教えたい伝えたい。
自分が初めて出会ったとき、とても感動したから。
できれば伝わってほしい。
誰かれかまわずでなく、まず、あなたに。
(ちょっとこんな感じのことってないかなー)
(ちょっとこんな気分になれることってないかなー)
ぼんやり思っているあなたに。
今まだはっきりしなくても
(もっと早く知っておけばよかった!)
いずれ言いそうな、あなたに。
無理に誘いません。誇張もしません。
だって「宣伝」じゃないもん。
無理やり手を引っぱって行き
それなりに楽しんでくれたとしても
次また自分から行くとは限らない
たいせつなのは「宣伝」じゃなく「告知」
大多数の人がココをまちがえる。
事実だけ淡々と並べる。
その事実には
「作者の思い」や「制作者の思い」も含まれる。
僕はたいてい、そこを見て行くかどうか決めている。
初めての人が
自分からネット画面を開き
自分から電話をして
自分から予約をして
自分からチケットを取って
見知らぬ駅で降り
見知らぬ街の通りを歩き
見知らぬビルの階段を上がり
慣れてしまえば忘れてしまうけれど、
その不安感は、とても大きくて重い。
その不安感は、とても大きくて重い。
「鍼」が身体に鍼を打つだけでなく
「釣り」が魚を釣り上げるだけでなく
「薔薇」1輪は侘しいどころか
「観劇」1人は寂しいどころか
その時間、空間、風、香り、音...
身体の外から身体の中に向けて
五感を通して全身から伝わってくるさまざまな刺激
受けとめて、感じて、味わう。
「体験や体感のご紹介」
これが「最初の一歩」ハードルを低くするこつ。
「それがどんな効果をもたらすか」
そこはもうじゅうぶんすぎるくらい語られるんだけど
その前の段階を飛ばさないように。
「それがある自分の暮らし」
ここを描き続ければ、やがて興味のある人の心に届く。
ひとり、またひとり...時間はかかるけれど
水紋のように、まあるくゆっくり大きく広がっていく。
「いちどきに、ラクに多くの人をとりあえず集めたい」
それは無理だし続かない。
第一それは何のためにやるのか。
たいていそれは「自分のため」が多い。
伝えるには大きな声で何度も言えばいい?
それじゃ街宣車か選挙カーと同じだよ。
「相手に伝わるように届ける」
どうぞこっちの都合優先じゃなく、
向こうの気持ちを考えて。
たいていそれは「自分のため」が多い。
伝えるには大きな声で何度も言えばいい?
それじゃ街宣車か選挙カーと同じだよ。
「相手に伝わるように届ける」
どうぞこっちの都合優先じゃなく、
向こうの気持ちを考えて。