伝わるチラシのつくりかた。2016/04/02 15:11


 
表現は、「やりたいからやる」
そこがスタートでかまわないと思います。
 
しかし
そのまま実施しても、知り合いが来るだけです。
あるいは、知り合いの知り合いが来るだけです。
 
「初めての人」で「興味ありそうな人」に向けるなら
その人たちに届くような
企画、チラシデザイン、配布方法などを考えます。
ここをすっ飛ばして
「面白そうだからやろう!」
それだけでは、人数しか見えなくなってしまいます。
お客さんは、付き合わされるだけ。
 
期待ほど面白さが感じられなければ
次回からお客さんは来なくなります。
今回の内容が良かったから増えたのかどうか
それは次回で明らかになります。
今回来て「思ったよりちょっと...」と思えば
次回どんな内容でも人は増えません。
 
「去年にくらべて人が増えた♪」
それがそのまま企画が良かったことにはなりません。
去年他の行事と重なって、今年たまたま何も無かった
そういう場合も、とても多いんです。
とくに子供さんの場合は、他の行事と重ならないか
学校や地域自治体の情報が大切になります。
 
「なぜこの企画なのか」
「どうしてその場所なのか」
ここが伝わってこなければ、「面白そう」とは感じません。
逆に知り合い相手なら、ここが適当でも一定数集まります。
 
「やってみたかった」
「安く貸してくれた」
都合や背景はあるでしょうが全部「あなたの事情」です。
 
・お客さんに魅力が伝わらない、
・不便な場所に感じる...
・日にちや時間がちょっとなあ...
・値段も高いし...
 
これらが重なって
「行くのやーめた」になるわけです。
 
というわけで、企画を成功させるのは実に簡単です。
これらを解決するだけで良いのですから!
 
 
まず現在の「知り合いからの情報メイン」を変えて 
どこに、どんな方法で告知すれば、どんな人に届くか
これをかなり具体的に考えます。

 
それからチラシのデザインを第三者に見てもらいます。
とてもおそろしいことですが、
見ただけで何のチラシかわからないものが多すぎます。
そこを狙うこともありますが、最初は正攻法で行きましょう。
 
そのとき、魅力はできる限り言葉ではなくヴィジュアルで。
文字にすると説明になりがち。
ところが、得てして良いモノは説明しにくい、伝わりにくい。
 
あらすじだけで、演劇や映画の魅力が伝わりますか?
何を描いた絵か文字で伝えたら、絵の魅力が伝わる?
何と書いてあるか文字で書けば、書の魅力が伝わる?
 
「そんなはずないでしょ」
そう思っているあなたが一番、やってしまうんです。
だから、第三者に見てもらったほうがいい。
 
・何をやるか
・誰がやるか
・どんな雰囲気か 
 
これらが一度に伝わってくるのがメインヴィジュアルです。
どれか欠けてしまうと、もう伝わりにくくなっちゃう。
三つのうち一番最後がとても大事なところ。
失敗する身内企画の大半は、ここができていません。
  
あとは、ばっさり省きますが
 
アンケートで「何回目ですか」「何で知りましたか」 
これは、かなり重要です。
 
なぜならチラシは「公演の魅力を伝える実用品」であって
「身内で盛り上がって関係者だけ自己満足する作品」
では無いから。
「このチラシで観に来て下さるか」
このためにあるんです。
 
チラシを見ただけで

(おもしろさが伝わってこないなあ) 
(なんだか身内で盛り上がってるなあ)
そう感じたら、興味が有っても行くのが面倒になりがち。
デザイナーやフォトグラファーは、
内容をわかりやすく伝わりやすくするお手伝い。
敷居を下げる作業をしています
  
(ちょっと気になるなあ)(行ってみようかな)
見ただけで気になるチラシってありますよね。
それらを集めると、いろんな共通点が見えてきます。
ほとんどのチラシは、目の動線が計算されています。
大見出しから小見出し、本文に至るように。
それができていないところは
宣伝文や内容がたくさん伝えたくて
やたら大きな文字ばかりになったり
やたら色文字や書体や装飾を使ったり...。
「ばっと見、ごたごた...」
そんなチラシは一瞬で見向きされなくなります。
  
伝えたい内容を整理して、文字の大きさを変える。
限られた書体しか使わない
これを注意するだけでも、ずいぶん変わります。
地図は初めての人でもわかりやすいか。
目印の建物は、変わってしまっていないか。
 
...こんなこと、書き始めると、きりがありません。
 
初めての人が手に取ったときのことを考えて作る。
この視点って、かなり大事だと思いませんか。