インプロあるいは即興を人に見せることについて。 ― 2017/04/05 23:30
インプロあるいは即興を人に見せることについて。
見にくる人のほぼ全員が出演者の関係者か知り合い。それならインプロは楽しめる。どんなことになってもあたたかい目で見ていられます。
インプロと知らずたまたま通りがかりに入ってしまった人には、とてつもなく苦痛の時間だけど。
インプロと知らずたまたま通りがかりに入ってしまった人には、とてつもなく苦痛の時間だけど。
教育や訓練としての即興をそのまま観客に向け、料金を取って公演として行うことは、舞台上の人にとってとても有益と思います。
「どう感じましたか?」舞台の出演者から客席への質問が続くアフタートークがそれを物語る。アフタートークってそういうものだっけ?
「どう感じましたか?」舞台の出演者から客席への質問が続くアフタートークがそれを物語る。アフタートークってそういうものだっけ?
とても良い教育訓練の場に立ち会わせていただいた。
それが現在の偽らざる心境。
それが現在の偽らざる心境。
インプロや即興はどう撮っていいかわからない、良い写真を見たことが無いから撮らない...と言ってたけど引き受けてしまった。
「ゲネと本番は違います」大きく違って初めて気付いた。
引き受けたからにはと、ゲネ含む4ステ中3ステを撮らせていただきました。後悔はしてません。
「ゲネと本番は違います」大きく違って初めて気付いた。
引き受けたからにはと、ゲネ含む4ステ中3ステを撮らせていただきました。後悔はしてません。
即興に待ち構えて撮るのも不自然なので、こちらも即興で撮った結果、首が切れたりブレやボケや何が写っているかわからないものまでたくさん撮れました。即興に即興で撮る。すごく真っ当。
いっぽうで、やはり公演だからそれらしい写真も残そうと努力してみました。助成やレポートに添付できるような写真。それぞれ意味のない動きをいかにも意味ありげに画面構成して作為的に撮ってみました。
さて。
全然違う二人が撮ったような、種類が全く違う写真群。
この公演の「舞台写真」は、いったいどちらが良いのだろう。喜ばれるのはどちらだろう。良く表しているのはどちらだろう。
出演者や発注者から求められているのは、それぞれどちらだろう。
この公演の「舞台写真」は、いったいどちらが良いのだろう。喜ばれるのはどちらだろう。良く表しているのはどちらだろう。
出演者や発注者から求められているのは、それぞれどちらだろう。
これはインプロや即興の「舞台を人に見せること」について、自分がどう考えているかの表明につながります。
答はまだありません。
しかしひとつだけ確実に言えることが。
インプロや即興を人に見せるとき、照明や音響は決まってないか不要になります。通常の演劇やダンス公演を行うよりも、とても手軽にできてしまうんです。
その手軽と気軽を履き違えている人が、世の中かなりいるように感じています。
その手軽と気軽を履き違えている人が、世の中かなりいるように感じています。