情報解禁と物販。2017/04/17 08:05




苦手な言葉に「情報解禁」と「物販」があります。
正確には
「情報解禁」や「物販」という言葉を使う人が苦手。
 
「情報解禁」は、一時期に較べ少し減ってきました。
出演者が自分が出る舞台を告知するのに使ったり
たまに主催団体側も使ったりします。
センセーショナルに見せたいんでしょうね。
 
ところで
「解禁」って誰が誰に解禁しているかというと
主催が一般告知日を指定して
「それまで黙っていようね」と
「関係者に向けて」定めているわけです。
 
それを「いよいよ情報解禁!」と使ってしまうと
今度は
「自分」が「お客さまに向けて」解禁する
そのようなニュアンスになってしまいます。
 
お客さまに対し上から目線に感じるのは僕だけでしょうか。
 
「欲している人に禁を解く」のが解禁だと思います。
できる人や団体ほど「情報公開」や「情報発表」で、小さな団体ほど「解禁」を使いたがる...という調査結果も出ています。
 
お客さまの視点を考えられない人は、舞台上でも自分の演技に精いっぱいで、客席からどう見えるか考えにくい人...という独自の調査結果も出ています。
 
 
 
比較的よく使う「物販」という言葉。
「物品販売」の略ですね。
「ぶっぱん」という言葉の響き。
これもあんまり好きではありません。
 
これも「情報解禁」のように「誰が」「誰に」を考えると
お客さまにモノを売る場所ですよね。
少なくともお客さまの前で使う言葉では無いでしょう。
  
「物販」という言葉を平気で使う現場では
お客さまに気持ち良くお買い求めいただくことよりも
行列をさばくことに必死。
山積みの段ボールから配給のように渡される商品。
「ありがとうございました」が心に全然響かない。
 
ライブ会場はこんなもの、なんて言ってると売上は伸びません。しかしなぜかそういう団体に限って、売上金額に期待している‬ことが多いんです。
 
お客さまに気持ち良くお買い求めいただくには...お客さまの目線で考え始めると、よりわかりやすいPOPや伝わりやすい表示がどこにどうあると良いかがわかります。
 
お客さまからどう見えるかわからない人は、ロビー制作でも困りますね。
 
 
 
しかし、なぜ僕は「お客さまの目線で」と、
こんなに言い続けるのでしょう。
 
「好きなことをやり続ける」ためには
お客さまに来ていただき観ていただくことが必要です。
 
自分がお客さんで、嫌な思いや不快に感じたら
「もう次から来ない!」って思うでしょう。
 
そう。「次から」なんです。
 
観客数や売上は、問題があっても今回は落ちません。
影響は「次回から」出始めます。
なので
明らかに落ち始めてからだと対応が遅れてしまうんです。
大問題になってからでは問題点に気付きにくい。
 
 
 
どんなに良い作品を作っても
お客さまが最初と最後に通るのはロビーです。
そこでの対応が思わしくなければ
せっかく良い作品でも印象は変わるでしょう。
 
「あのレストラン、料理はおいしかったけど店員最悪だったね」みたいに。
 
お客さまの顔色をうかがったり媚びたりする必要は無く、ただ自分がお客さまのとき、されてイヤなことはなんだろう。してもらってうれしいことはなんだろう...ほんの少し考えられたら良いなあと思っています。
 
販売されている商品を作品と思って作ってる方もいらっしゃるでしょうから、そう考えると雑に扱ったりできませんね。